【ReoNa】待望の1stフルアルバム「unknown」に隠されたメッセージとは!?

Emmaryでつねに注目し追いかけてきた絶望系アニソンシンガー・ReoNaさん!!



なんとっ・・・!10月7日(水)に、
待望のファースト・フルアルバム「unknown」がリリースされました!!!!


さっそくEmmaryではインタビューをさせていただけることになったのですが、なんと・・・
何度も取材を受けてくださっているReoNaさんは、
これまでに取材させていただいたJKライターズの名前を憶えてくださっていて、
とても優しく応じてくださいました!



「unknown」に隠されたメッセージの秘密がわかるかもしれない・・・?
それではインタビュースタートです・・・!!

――
ファースト・フルアルバムをリリースされる心境について教えてください。
ReoNa
さん(以下、ReoNa)
まずは、本当に聴いていただきたい1枚が出来あがったなという想いです。今までのReoNaの足跡を含めて、あらためて、皆さんに絶望系アニソンシンガーですよと言える、「私はこういう者です」と言える名刺がわりにできるような1枚が出来あがったと思っています。

――
「unknown」に込められた意味とは何でしょうか?
ReoNa
SNS
のプロフィールなどで、誰もいないところに「unknown」と表示されることに由来しています。去年のReoNaの原点を記す“ReoNa ZERO”プロジェクトでは、「ソードアート・オンラインオルタナティブガンゲイル・オンライン」の劇中アーティスト、神崎エルザとしてのシングル「Prologue」、ReoNaとしてのシングル「Null」ReoNa Live Tour 2019“Colorless”に代表されるように、原点、何者でもないところから始めたわけですが、何もない所から絶望を歌う、自分自身を歌う、その先にある初めてのアルバムはどんなふうにしたいだろう――?と考えた時に、何者でもない、名もなき歌、名もなき絶望をもって、誰かに寄り添えたらと考えて「unknown」という言葉を選びました。

――
今回のタイトルトラック「unknown」では、より絶望系アニソンシンガーのコンセプトが研ぎ澄まされている感じがします。
ReoNa
デビュー以来、あらためてお歌を受け取ってくださっている方々の想いだとか、いただくお手紙だとか、ライブでの反応だったりとか、受け取ってもらえる相手が見えてきているところもあります。そこで、あらためて皆さんが抱えている痛みに、どう寄り添いたいのか、寄り添えたらたらいいのか、というものはより鮮明に見えてきていると思います。

――
「unknown」のジャケットやMVを観ても、これまでよりさらにメッセ―ジ性をストレートに表現されているように思います。
ReoNa
MV撮影に関しては、監督と2人お話をさせてくださいとお願いして、どのようにして自分自身をさらけ出すのか、誰に向けて歌うのか、どういう気持ちで、どういう方向で歌うのかということなどをお話ししました。特に、「unknown」の歌詞の中で「あなたらしく生きれないとしたら/それは優しいあなたのせいじゃない」という言葉だったりとか、「本当の自分をさらけ出したら/きっと壊されてしまう」だとかは、まさに過去も今も自分自身が誰かに言ってほしかった言葉だと思っています。過去の自分自身が言われたらきっと救われるであろう言葉で、過去の自分自身にも歌いかけるように、ということを考えながらMVを撮りました。

――
「空が青いのは空のせいじゃない/夕焼けが赤いのも陽のせいじゃない」・・・という歌詞も、人と人とが分かり合えないことを象徴しているようで、とても印象的です。
ReoNa
「青」だとか「赤」だとか、名前をつけたのは私たちであって、本当に同じ色を観ているかどうかは、わからないですよね。共通認識として「青」「赤」という言葉が存在しているだけで。もしかしたら私が「赤」だと思っているものも、あの人にとっては緑色なのかもしれないし。同じものを見ているようで、違うものを見ているというのは、本当の心のありのままをわかってもらえないことに通じているかもしれないです。

――
全体のアルバムのラインナップについて、こだわりはありますか?
ReoNa
各楽曲についてはもちろん、曲順についてもたくさん考えました。ラインナップについて言うと、まず最初にアルバムを流した時に、タイトルトラック「unknown」を耳にしてほしいです。できることなら1曲目から順番に通して聴いてほしい想いがあります。今までシングルとしてリリースしたことがある楽曲を含めて、最初から最後まで聴いてもらうとしたらどういう曲順がいいのかを、自分自身が提案しました。より没頭してもらえる、ストーリーを感じてもらえる曲順は何なのか?一緒に楽曲をつくってきたスタッフさん含め、全員が納得した結論が、収録順になっています。

――
特に注目してほしいポイントはありますか?
ReoNa
本当に各楽曲に対してこだわったので、11曲語れるのですが、あえて取り上げるなら、「怪物の詩」「Let it Die」の並びです。Let it Dieは音源化されるのは今回初めてですが、どちらもライブではずっと歌い続けてきて、この曲順で歌ったこともある楽曲なので、普段お歌を受け取ってくださってきた方に対しても「自分の耳元で音源で流れる瞬間」を想像して並べました。「BIRTHDAY」「いかり」「心音」の流れも、すごくしっくり来ていて、新しい楽曲でなおかつ自分自身をえぐる楽曲が並んでいる所で、痛い言葉が続くのですが、言葉の面でも音楽の面でもスタッフさん含めみんなが納得した並びですね。
また、「できる限り良い音で届けたい」という考えで、音にもこだわって作っています。「forget-me-not」「SWEET HURT」は、今回アナログ収録を通して生まれ変わった音になっています。エンジニアさんから「空気ごと録っているんだよ」と言われたのですが、あらためて、空気の音や温度感を含めて、あたたかくなったお音で楽しんでもらいたいと思います。今回、どういうふうにReoNaの声をお届けするかということでたどり着いた結論です。

――
「人間ごと」録っているのでしょうか。
ReoNa
呼吸や温度、人の想い、考えごと、できるだけそのまま届けたいという想いがあります。

――
最後になりますが、今、高校生たちは、コロナ禍ということもあり、たくさんの不安を抱えていると思います。フルアルバム「unknown」にかけて、Emmaryの読者へメッセージをお願いします。
ReoNa
どう言葉を紡いだらいいのか、本当に難しいのですが。私もツアーが中止になったりしたのですが、抗いようのないものに苦しめられることを、理不尽と言うのだと思うのですが、今まさに理不尽と言う形で、自分自身が制限されている、それは、まさに「あなたのせい」ではないと伝えたいです。1人の時間が増えてしまっている人も多いと思いますが、学生時代、私は、望んだ形ではありますけれど、例えばお歌であるとかアニメであるとか、そうしたものを見つけて1人ひた走る形になったように、ただ今という状況を苦しむのではなく、自分の逃げ道、自分を大切にできるもの、慈しめるもの、そうしたものに出会うことも大切なことだと思います。それは巡り合わせなので、1人の時間も無駄なこともないのではないかと思います。時に、1人の時間にさせられることは本当に苦しいですが、その時「unknown」の中に、1つでも寄り添える言葉があればいいと思っています。

――ReoNaさん、
ありがとうございました!!



ReoNaさんの熱量が伝わるファースト・フルアルバム「unknown」
ぜひ、女子高生の皆さんに堪能していただきたいと思います!!!!!

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