『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』ジャパンプレミアレポート

『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』のジャパンプレミアが3月6日(月)に都内で行われ、W主演の広瀬すず、嵐の櫻井翔、勝地涼、富田望生、加藤諒、KAT-TUNの上田竜也、奥平大兼、南野陽子、江口洋介、そして本作のメガホンを取った入江悠監督がイベントに登壇。レッドカーペットではファンとの交流なども行われ盛り上がりを見せた。舞台挨拶&レッドカーペットのイベントレポートを紹介します。




●レッドカーペット




レッドカーペットイベントが始まると、キャストがステージに順に登場し会場からは歓声が上がっていた。
スタンドバイツのファンとの交流では、映画の公開記念に先駆け“黄金のネメシスボール”がファンへ向けて投げ渡す場面もあり大盛り上がり。

その後の壇上でのトークセッションで作品を観た感想を問われた広瀬は「想像を超えてくるような、観たこともない映像に興奮しました」、櫻井は「完全に同意ですね。僕も台本を読んだ時に台本そのものが難しいと言うより、これはどう映像で表現するのかなとはてなだったんです。なので完成した作品を観てすごく楽しかったです」と感想を述べていた。



入江監督は「撮影期間、トイレに入っていたら外からため息と江口さんと勝地さんがの“難しいねぇ”という会話が聞こえてきて(笑)。なので僕は息を潜めながら成功させてやると思っていました」とドラマのようなシチュエーションがあったことを話し会場の笑いを誘った。

上田は映画に参加してみての感想を問われ「ドラマの撮影の時から、そんなに皆さんとがっつり絡むシーンはなかったんですけど、最終回の方で全員が集まるシーンがあって。合間にずっと喋っていたことを思い出しましたね。映画で再集結できることが素直に嬉しかったですし、今回は星くんにアクションシーンがあって楽しんで演じれました」と言うと、上田の話に笑みを見せた櫻井は「衣装がめちゃめちゃKAT-TUNだなと思ってニヤニヤしてました。カッコいいなーと思って」と口にしていた。





南野は「私たちキャストも喜ぶような小道具を美術チームの皆さんが用意してくれていました。何回も観て、楽しんでいただいたほうが、ネメシスの良さが分かると思います」とアピールし、入江監督も「いろんなところに謎があって、小物にもこだわってますのでぜひ注目してください」と南野に続いてコメントしていた。







レッドカーペットイベントの最後にはフォトセッションが行われ、舞台挨拶イベントへ会場は移された。

●舞台挨拶


MCから作品を初めて観客に披露する今の心情を問われた広瀬は「ドラマから始まり、映画に繋がって、お客様に繋がるということを改めてものすごく実感しています。ここにいる皆様に初めて観てもらえるということでもちろん緊張はありますが、楽しみな瞬間だなとすごくワクワクしています」と気持ちを明かしていた。櫻井は「すごく高揚感がありますね。長い年月をかけネメシスがスクリーンで観ていただける環境になって嬉しく思っています。またみんなで登壇できたというのがすごく喜ばしく感じています」と話していた。





また撮影中の印象に残っているエピソードを聞かれた広瀬は「空き時間も皆さんと椅子を輪にしてずっと喋っているんですけど、皆さんで集まってゆっくり話せた時間があった時に“ギャルピース”の話をしまして。その時に上田さんがノリノリにやってくださってて、私的に嬉しくて忘れられなくて!可愛かったです(笑)」とエピソードを明かすと、上田が「あれはあの時だけの秘密でしょ!」と恥ずかし混じりにツッコミを入れ、櫻井も広瀬に続き「(上田が)そうじゃないだろ!こうだろ!」とギャルピースを撮影中に共演者に披露していたことを話していた。



櫻井は「駅前の街を封鎖して、朝8時から丸1日撮影したカーアクションのシーンは本当に思い出深いですね。あの時に差し入れでいただいたドーナツは忘れられないです。あとお昼休みにファミリーレストランにも行ったよね」と広瀬と勝地とで食事をしたことを明かし、江口は「チームワークがあって、陽な人が多くてずっと喋っているので、場がどんどん温まって芝居もどんどん深まって楽しい現場でした」と撮影を振り返っていた。

勝地は「2021年にドラマを撮影して、映画版が決まり1年ぶりに久々に会えるということで初日にテンションが上がりすぎてしまって…テンションを抑えようかとダメ出しをもらいました(笑)」と注意を受けたことを話し、中村は「撮影が楽しくて、あっという間にドラマ当時の関係性に戻ることができました」、富田は「今回血を使うシーンが多く、みんな血がついていたりしたので休憩中に殴り合いの喧嘩をし出すというエチュードが始まりまして。それを私が殴られながら必死に止めるという遊びをしていました(笑)」と当時を思い返していた。



上田は「食べ物で何が好きで何が嫌いかという話をみんなでしていて。俺は明太子がクソほど嫌いなんですよ」と始め、「“明太子が一滴でも入っていたらすぐに分かる”とドヤ顔で喋っていたんですよ。その話の途中でお昼休憩に入り、各々でご飯を食べ、俺も全部食べて再度集合したんです。そしたらすずちゃんが“やっぱりお弁当に入っていた明太子食べれなかったですか?”と聞いてきて、その時に初めて気づいて(笑)。完食してしまってたんですよね」と自身の嫌いな明太子を気づかずに食べてしまっていたことを話し、櫻井から「もう好きになっちゃってるんだよ、好みが変わってるかもしれない」と言うも、上田は「未だに嫌いですよ!」と現在も食べれないこと明かしていた。

奥平は「映画版の撮影のインの前日、緊張で眠れなかったんです。なので現場に着くとオールをしていたので深夜テンションみたいになってしまい…。ずっとみんなで話して楽しかったという思い出が漠然としてあります」と撮影当日に睡眠不足でテンションが高くなってしまったことを話すも櫻井と広瀬は「気づかなかった」とコメントしていた。加藤は「魔裟斗さんに撮影現場でお会いした時に“あ〜久しぶり!何の撮影?”と言われて天然なところがあるんですけど、本編ではめっちゃ怖いです(笑)」と魔裟斗の天然っぷりを明かし、南野は広瀬が話した撮影現場でのピースの話に続き「私と江口さんの時代は普通のピースなので、世代でこんなに違うのだなと感じました」とコメントしていた。

入江監督は「ドラマの時は待ち時間に櫻井翔さんと好きな音楽の話とかをしたんですけど、映画版になったらほとんど話してなくて。脚本が難解すぎて僕がテンパってしまいあまり出来なかったですよね」と言うと、櫻井が「今袖で焦ったかのように、音楽の話をし続けていましたよね(笑)」と久しぶりに入江監督と音楽の話をしたことを話していた。



最後に櫻井は「これからご覧いただくということですけれども、ドラマの時からこんな日が来たらいいなと想像していた景色を今ここにいる全員と見ることができて嬉しく思っております。99分とあっという間の時間かと思いますので、アトラクションを楽しむかのようにワクワクしながらご覧いただければと思います」、広瀬は「ドラマからネメシスが始まり、映画では99分ですけどギュッとたっぷりと詰まったネメシスを堪能していただければなと思います。繊細な人間ドラマもあり、アクションもあり、本当に壮大なスケールな中皆さんで丁寧に作った作品なので多くの方に届けばいいなと思います。是非今日は楽しんで帰ってください」と締め、舞台挨拶は終了した。



©︎2023 映画「ネメシス」製作委員会
映画は3月31日(金)より劇場公開。