【JK、社会を考える】生理を取り巻く問題を解決するには!?

月に一回やってくる生理。女の子にとっては憂鬱な1週間ですよね?

頭やお腹が痛くなったり、体がだるくなったり、何事にもやる気が起きなくなってしまったり……

日本では、現代でも「生理はタブー」という考えが根付いています。

東日本大震災で生理用品を除外した避難所があったという報道がきっかけで
「生理用品は生活必需品である」という、怒りの声がニュースになったこともありました。

今では少しずつ、「女性の生理をオープンにする」恥ずかしいものではない、当たり前のことを理解してもらう)という考えが浸透してきています。

そんな中大阪の百貨店では、従業員が生理中の場合は任意で生理中であることを示す「生理バッジ」をつけて接客するというキャンペーンが行われました。

出典:問題となった「生理バッジ」

しかしキャンペーンは

「従業員にそんなことをオープンにさせる企業はおかしい」
「知らせてもらいたくない。不快な気分になった」

などの批判も起きてしまいました。。。

「生理は恥ずかしいものではない」「もっとオープンにしてもいいはず」
という女性の声を汲み取ってキャンペーンを行ったはずなのに、なぜでしょう?

その原因は「私たち女性はどこまで”生理”をオープンなものにすればいいのか」
その線引きを、どこで引くかを誤ってしまったのでしょうか?

では「オープンな生理」のボーダーラインってどこなの?

例えばこんな取り組みだったら、少し違ったのではないでしょうか?

学校に通う私たちJKは、ポーチを持って自分の教室からトイレまでみんなのいる廊下を移動する必要があります。

……周りの目、気になりませんか??

周りの目が気になると、頻繁にトイレにナプキンを変えに行くことも難しいのです。

生理って女子には毎月訪れる仕方のないことだけど、
あまり周りに自分からそれを伝えてしまうようなことはしたくないという人が多いと思います。

でも、ナプキンを頻繁に変えられないと自分の体が重く感じるし、
授業にも集中できない、漏れてしまわないか心配だからあまり動きたくない、でも体育の授業もあるし、、

そんな時、学校に通う女子みんなが自由に使えるナプキンがトイレに置いてあったらいいのに……
よし、じゃあ今から「フリーナプキン」活動を始めてみよう!

 周りの目を気にしてポーチを持って何度もトイレに行くのが嫌な時

 急に生理が来てしまった時

 手持ちのナプキンがなくなってしまった時

 生理がきているのにナプキンを忘れてしまった時

そんな時、学校の女子トイレにロッカーを置いてもらえるように掛け合ったり、
友達同士で家から生理用品を持ち寄ってストックをしておいたり。
フリーナプキンがあれば、そんな風に悩まなくても済むようになります。


この提案は、
「女性の現実的な”困った”ニーズを拾った」
「私たちが体調の変化を伝えるのは、親しい間柄の人だけ」
という点を意識して考えました!!

そして、この記事をきっかけに、少しでもみんなが生理について、
あらためて考えられるようになればいいと思います!!

実は、ナプキンをあまり変えないで過ごしていることは、体に悪影響を与えることもあるんです!
日本の生理用品の質は海外に比べて高く、値段もそこまで高くはないので、
JKの皆さんは自分に必要な量を手に入れられずに困ってしまったことはあまりないかもしれません。

しかし世界には、貧困により生理用品を手に入れられず、長時間同じものを使用したり、
違うもので代用したりして過ごしている女の子がたくさんいます。

実際にそれで命を落としてしまった例もあるんです。

ほかの国の取り組みでは、イギリスの公立の小・中・高の学校ではナプキンやタンポンなどの生理用品が国から無料支給という取り組みも始まっています!

 

日本では、生理というのはある意味タブー的な扱いになっていて、大大的に言えるものでもないですが、
もし災害が起こって、生理用品が足りなくなるという事態が起こってしまったら・・・・。。、

生理用品の供給は後回しにされてしまうかもしれません。

そういった時のためにも、生理についてあらかじめ考えておくことは、とても意味のあることだと思います。

私たちの体のためにも、心の負担を減らすためにも、一度この問題について考えてみませんか??

 

チームシンデレラ

チームシンデレラ

日本最大級の女子高校生チーム『Team Cinderella』
シンデレラフェスを主催する約100名のJKメンバーが、交替で“イマドキ情報”をお届けします!