映画『少女』“原作者&監督のトークショー付き”特別試写会レポート★
- エンタメ
- りなのん
- 2016.8.18
湊かなえさん原作、衝撃のベストセラー『少女』がついに映画化!!!
今回は2016年10月8日の公開に先立って行われた“学生限定の特別試写会”に参加してきました!
特別試写会ということで、今回はなんと原作者:湊かなえさん、監督:三島有紀子さんのトークショーも行われ、映画『少女』の魅力を堪能できました◎
そんな特別試写会のレポートと映画『少女』の見どころをみなさんに紹介していきますU・x・U
(C)2016「少女」製作委員会
○作品紹介○
「告白」や「Nのために」で話題の人気ベストセラー作家・湊かなえさん原作で、累計100万部突破した「少女」!
ヨルの綱渡り_____ 17歳の年代という少女たちは、暗闇の中で綱渡りをしているような、そんな危うい毎日を生きている。少女たちはどんな闇を抱えて生きているのか。
"死”にまつわる禁断の世界を描いた長編ミステリー。女の中に潜む”闇”を艶美に繊細に、そして力強く映し出していく。
心に闇を抱える由紀を本田翼さん。敦子を山本美月さん。2人の女子高生が『死体って見たことある?』という転校生の何気ない一言をきっかけに、死とは何かのか?死を知りたいという願望に囚われる。”本当の死”を理解できたら闇から解放されるのではないか_____少女たちはそれぞれの方法で”死の瞬間”を見ようとする。それは何とも刺激的で衝撃的な物語の始まりだった。
■公式サイト: http://www.shoujo.jp/sp/
■出演: 本田翼、山本美月、真剣佑、稲垣吾郎ほか
■監督:三島有紀子
■原作:湊かなえ
★スペシャルトークショー★
(左から)司会者:ハリー杉山さん、原作者:湊かなえさん、監督:三島有紀子さん
監督と原作者の湊かなえさんはこの映画を撮る前からお互い一緒に仕事ができたらいいなと思っていたとか(´-`).。oO(
この試写会でまだ会うのは2回目とおっしゃっていましたがお互いのことをよく知っていて、とてもいい雰囲気のトークショーでした♡
――少女を実写化するに当たって難しかったところは?
三島監督:
湊かなえ先生の作品は本当に天才的な構造になっているので、それを映像化していくのは本当に大変でした。主人公の感情のうねりをつくって持っていくということはやはり難しかったですね。いろんな蓋を開けていかないといけないというか、新しい情報が出てくる中、主人公の感情によりそってお客さんにみてもらえるように考えるのもすごく大変でした。
湊かなえさん:
映像化に関しては全部お任せでしていて、どんな風にして頂けるのか田舎のお母さんのような気分で見ていましたね(笑)。子供(原作)を送り出して「東京の偉い先生(監督)によくしてもらうんだよ〜」という気分でいたので、大切に大切に扱っていただけて感謝の気持ちでいっぱいですね。
――原作のどんなところを意識して撮ったんですか?
三島監督:
原作の中に『因果応報』という言葉があって、すべてのことが繋がっていく、ループしていくということですかね。このことがあって、こんなことが起きて、で最後主人公たちはどうなるか分かりませんよね?っていう流れでつくるのがとても大事なんじゃないかなと思いますね。
湊かなえさん:
みなさんこの映画をまだ見ていない人に、この映画はハッピーエンドか、バッドエンドかを伝えるときに迷うんじゃないかなーと思いますね。なかなかこういう後味の映画はないと思うので、主人公たちのハッピーエンドが全て人のハッピーエンドではないというのをちゃんと見せてもらえたなと思いますね。
―映画化、映像化するにあたって血の広がりかたなどにも気を使い、原作とは違う素材の衣装を使ったり、主演の本田翼さんの声のトーンなども一緒に調節していったりしたそうですよU・x・U細かいところもチェックしてみてくださいね!!
――映画化にあたって、監督と原作者でもコミュニケーションはあったんですか?
湊かなえさん :
ほとんどなかったですね。全て託したって感じで。実は今日会うのも二回目でロケ見学以来です(笑)。映画はもう本当に監督さんにお預けしようと思っているので、もしそれが残念なものになっても、すごくいいものになったとしても後で自分が感じることなので、、。この作品は三島監督のところにいって本当に幸せものだよ〜って感じですね(笑)
三島監督:
私は先生の小説をたくさん読んでいて、小説は結局湊かなえさんなんですよね。なので私は何度も何度もお会いしてる気がしていて、、、でもまだ2回目でしたね(笑)
湊さんがロケ見学をした際はたまねぎスープを差し入れしたとか!(´-`).。oO
※しかもそのシーンはとっても大切なシーンだったそうで監督もドキドキだったみたいです!そこで2人が話をしてさらに監督はさらに気合いをいれて撮影に向かえたそうですよ◎
――最後にお二人からメッセージ!
三島監督:
大切に作った作品です。今日見ていただいて好きなところがひとつでもあり、よかったら周りの方に伝えていってくれると嬉しいです。よろしくお願いします!
湊かなえさん :
この映画の主人公2人は人が死ぬところをみてみたい、そんな衝動に駆られます。それは不謹慎な考え方かもしれませんが、死を考えるということが、生を考える、人生を考える。そして自分の生を考えることが他人の生を考えることになるのかなと。そしてそれを汚してはならないとか、誰と手をつないで歩いていくとか、死を考えることによって、生きる意味について考えていける映画になっていると思うので、いろんな人に見てもらいたいと思います。
≪JKライターメンバーの感想≫
―りなのん:
同世代、17歳の少女たちが主人公のこの映画。一見とても怖い映画かと思いますが、メッセージ性が強く、人それぞれ見方、受け取り方も変わる今までの映画とは一味違うものだなと感じました(´-`).。oO(びっくりするほどいろんなことが繋がっていって、最後まで観終った後、最初から観直したい!と思うこと間違いありません!!
―まな:
物語が進んでいくにつれて、登場人物たちの意外な関係性などが明らかになったり、すべてが最後にいっぺんに繋がるので、とても面白かったです!!
―かいちょー:
原作を読んでいたので観るのが楽しみで楽しみで!映像で観るとよりわかりやすかったです!
死を考えることが
生きることを考えることで
相手のことを想うことが
自分を想うことで
生きるって何か?自分を想うって何かを考える良い機会となりました!
是非見てみてください☆
(左から)りなのん、かいちょー、まな
ぜひみんなもチェックしてみてくださいね(´-`).。oO(観たらみんなの中の何かが変わります。。
<併せて読みたい!>
『豪華キャスト登壇!「少女」完成披露試写会のご招待』はコチラ!!
https://emmary.jp/entertainment/20160818-2/
りなのん
高校3年生。好きなものにはとことんのめり込むJK♡
西野カナちゃんと洋服がだいすき!
JKラストの1年、学校生活もプライベートも充実させちゃいたいと思います!
Twitter:@rnnn_cinderella