【佐藤大樹】インタビュー!青春映画『小説の神様 君としか描けない物語』文芸部員と過ごした撮影時の思い出とは
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- 2020.10.2
佐藤大樹さんと橋本環奈さんW主演としてすでに注目を集める、
映画『小説の神様 君としか描けない物語』
ナイーブな売れない小説家とドSな人気小説家。
対照的な二人が1つのベストセラーを生み出す…?
“高校生小説家”という新しい設定でありながら、劣等感や高校生ならではの悩みが描かれているのも見どころの1つ!
今回は、本作より、主人公“千谷一也”を務めた
\♡佐藤大樹 さん♡/
にお話を伺いました。
◆作品について
――佐藤さんが一番尊敬されている久保監督が、アドリブ力を絶賛していたとのお話を伺いしました。
佐藤大樹(以下:佐藤)
『とんでもないです(笑)
雨にうたれて帰ってきて家の床に服を叩きつけるシーンであったり、叫んだりするシーンは全てアドリブでやりました。』
――アドリブでリアルな演技をされていたんですね。どのようにして、佐藤さんなりのアドリブを活かした演技をされたのでしょうか。
佐藤
『台本にもト書き(演出や状況を指定する文章)はなく、僕自身もクランクインするまでは決めてなかったんです。あの状況に追い込まれた時に、今までに見せたことがない一也を見せた方がリアルなのかなと思ったんです。
一也の家に置いてあるお父さんの遺影を見て、彼だったらきっとこうするというのをテスト撮影の時にふと思い、アドリブとして入れて演じました。』
――そうだったんですね!一也を演じるにあたって、クランクイン前に準備されていたことはありますか?
佐藤
『「バクマン。」などといった、出版社が舞台となる物語にすごく興味があったということもあり、また、本作のテーマでもある“共作”を実際にしている方に時間をいただいて、色々教えていただきました。あとは、久保監督とそれぞれが思う「一也」について、3時間くらい意見を出し合いました。』
――どんな話し合いになりましたか。
佐藤
『実際に活躍されている高校生作家の本を調べながら、互いの“一也像”を擦り合わせたんです。久保監督と一緒に一也というキャラクターを作り上げることが出来ました。』
――今までの作品とは違い、“黒髪”の佐藤さんはとても新鮮でした。
佐藤
『そうですね。“黒髪”の役は、長編映画では初めてだったので、新鮮なものであったし、自分なりにはかなりのトライだったと思います。あとは“僕”という一人称は、あまり普段では使わないものだったので、新しい自分も表現できたと思います。』
――久保監督と文芸部の部員4人でクランクイン前に実際の校舎に足を運んだとお話もお伺いしました。思い出に残っていることは何かありますか。
佐藤
『家よりも長くいたであろう部室をみんなで見て、それぞれの定位置ってどこなんだろうと話をしたりしました。』
――色々な出来事を見守ってくれた部室のエピソードは、何かありますか?
佐藤
『久保監督の作品は美術にまでこだわっていて、見えないところにもかなりのこだわりがあるんです。今回も部室の至る所にありました!みんなで“隠れ久保愛”を探す遊びとかしていました(笑)』
――部員と過ごした撮影期間中で思い出に残っている出来事はありますか。
佐藤
『文芸部の部長の正樹(佐藤流司さん)がすごく汗っかきで、汗をかくたびに撮影が止まっていました(笑)
外での撮影では、テニスのシーンが大変だったことが思い出です。秋乃(杏花さん)の妄想の中で、詩凪(橋本環奈さん)とダブルスでギラギラしながらプレイするシーンの撮影だったんですけど、ラリーを実際に自分達がやらなくてはならなかったので、空き時間はみんなで汗だくになりながらテニスの練習をしていました。
みんなで青春を楽しんで本作を撮れたことが何よりも思い出に残りました。』
――久保監督が作り出した本作は、一つ一つのシーンがMVのように綺麗でした。佐藤さんのお気に入りのシーンはありましたか。
佐藤
『どの場面も綺麗で選ぶのが難しいですね…。“章”の始まりのシーンで、特に詩凪の始まり方はお気に入りです。台本にはあんなこと書いてなかったので、映像を見た時は鳥肌が立ちました。もう一回観たいです(笑)
“章”の始まりは、是非注目して観てほしいです。』
◆ご自身について
ーー佐藤流司さん演じる正樹は、文芸部部長でありながらも一也を一番に支えてくれる友人でした。本作は、2人の友情も見どころの一つだと思います。佐藤さんにとっての“友情”とは、どんなものだと思いますか。
佐藤
『やっぱり小中高の地元の友達の存在そのものですね。いつになっても色褪せない友情です。特に男の友情って一度繋がったら中々崩れないもので、実際に何かあった時に最終的に頼れるのは、正樹みたいな友人なんだなと改めて感じています。』
佐藤さんのお話を伺って、今いる友達一人一人のことを是非大事にしたいと強く思います。
――一也は、「高校生でもあり小説家」でしたが、佐藤さんが今高校生だとしたらどんなことをしたいですか。
佐藤
『放課後に男女6人くらいで“制服デート”してみたいです。タピ活とか…(笑)あとは部活をやりたいです。中高はサッカー部だったんですけど、今は演劇部とか映画部にすごく興味があります。大人の力を借りないで、自分達だけで脚本を考えたり、照明・カメラも自分達だけでやって作り上げる部活にすごく興味があります。』
――入部された場合は、演じる側としてでしょうか?
佐藤
『いえ、作る側からですね!監督・脚本・撮影、そして主演も全部やりたいです。』
―――作品を作ることになったら、ぜひ久保監督のような作品を生み出していってほしいですね!
佐藤
『いや〜、多分100年かかると思います(笑)久保監督はそのくらい僕の中でも大きい存在なので、作るとなったら参考にさせていただきたいです。』
◆最後に
――勉強・部活で不安を持っていたり、学校生活で悩んでいるEMMARY読者の女子高校生にアドバイスや応援メッセージをお願いします。
佐藤
『僕も皆さんと同じ時期に悩んでいました。将来のことも考え出す時期でもあると思うんです。好きなことってなんだろう、将来の為に今何すればいいんだろうと悩むかもしれないけど、「好きこそ物の上手なれ」の言葉。一也には小説があったように、“自分にはこれだ”と思うことを今のうちに見つけてほしいです。
それに向かって突っ走っていけば、明るい未来はあると僕は思っています。時間がかかってもいいので、日々アンテナ張りまくって頑張ってください!』
佐藤大樹さん
ありがとうございました!!
好きなことをあきらめずに挑戦し続けた先で、2人が生み出す〈物語〉。
小説の世界観を類まれな映像美で表現した、素敵な作品になっています!
本作の主題歌を始めとする、挿入歌はすべて“女性アーティスト”の方が担当されています。
これも本作のこだわりの一つ!
映画『小説の神様 君としか描けない物語』は10月2日(金)公開です!
◼️公式サイト
https://movies.shochiku.co.jp/shokami-movie/
■公式Twitter
https://twitter.com/shokami_movie
ヘアメイク:藤原早代
スタイリスト:jumbo(speedwheels)
チームシンデレラ
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