高輪ゲートウェイ駅 女性駅長インタビュー!!🌟👏
- ライフスタイル
- りえ
- 2020.11.27
今回は、先日取材した「高輪ゲートウェイ駅」の、なんと女性駅長、
中村多香さんの取材が実現しました!👏🏻👏🏻*高輪ゲートウェイ駅の記事は↓↓↓をぜひご覧ください!
https://emmary.jp/life/20201101/
小浜編集長とともに、milkとJKプロデューサーのジュマちゃんと3人で、
駅長へインタビューをさせて頂きました!✨
高輪ゲートウェイ駅長 中村 多香さん
中村駅長は、JR東日本に入社した当初、旅行カウンターに配属されて、旅行を提供する仕事をした後、
駅の助役という役職に就き、その後いくつか職場が変わり、
有楽町駅の副駅長を経て、高輪ゲートウェイ駅の駅長に就任されたということです。
では早速、インタビューの様子をお伝えします✨
♦️新しい駅の駅長になって・・・
小浜編集長 「新しい駅の駅長になった時の心境を教えてください!」
中村駅長「高輪ゲートウェイ駅を作りますという発表を聞いた時は、『この駅について私、語りたい!』と思い、駅長をやりたいです!というのをいろんな人に言っていました。
やりたいやりたいと言い続けて実際に駅長になることができたので、本当に嬉しかったです。」
小浜編集長「今の高校生はあまり自主性がなくて、控えめな方が多いと思うのですが、
その中でも私は大人の方にも自分から話しかけにいく性格なので、自分からやりたいです!と自分の気持ちを人に伝えることで夢が叶うというのは、すごく素敵だと思います!
なので、私も気持ちを伝え続けて夢を叶えたいです!」
中村駅長「皆さんも、エマリーを作るという、情報発信の仕事をしているので、全然できると思います!」
小浜編集長「ありがとうございます!」
ジュマ「駅長という仕事のどんなところにやりがいを感じますか?」
中村駅長「自分で色々なことを決められるところに、やりがいを感じます。
この駅は、『ロボットをたくさん使って新しい技術をもっと使っていこう!』という駅なので、みんな色々なことを考えてくれています。
『もっとこういうロボットが欲しい』とか、『ここは危ないね』といったことを色々な人と話して、最後に判断するのは私です。責任を負うのは大変ですが、そういうことを自分で決めるのは、とても楽しいです。」
ジュマ「自分オリジナルの駅にできるのはすごくいいですね。」
中村駅長「そうなんです。駅長次第というところはあるので、働く職場の仲間達の雰囲気とかも、駅長がしかめっ面していたら疲れてしまうので、自分自身もできるだけ笑顔でいることを心がけています。」
小浜編集長「高輪ゲートウェイ駅はとても大きく、また近未来的な特徴のある駅ですが、他の駅と駅長の仕事内容は異なりますか?」
中村駅長「『新しい技術を試していこう』という駅なので、他の駅よりもワクワクする仕事が多いと思います。利用しやすい駅を作るということは、他の駅の駅長と同じですね。これまでの仕事が生かされていると思います。」
♦️女性だからこそのよさは?
milk「女性だからこそできる仕事や、お客さんへの気遣いなどはありますか?」
中村駅長「鉄道は確かに男性が多いイメージですよね。
でも、利用してくれるお客さまは男性と女性が半々くらいのはずなので、やはり女性の目線も必要です。
また、女性の駅員さんの方が話しかけやすいなどの良さもあります。
なので、当社も女性の採用数をすごく増やしています。」
milk「今は女性の採用を増やしているということですが、昔は少なかったのですか?」
中村駅長「そうなんです。
駅員は、朝9時に出社したら夜仮眠をとって、朝の9時まで働くという勤務なんです。
なので、女性の深夜業に制限があった昔は、男性しか働けませんでした。だから男性イメージが強いのではないのかと思います。
男女雇用機会均等法という法律ができてからは、女性の駅員や、運転士になる人も出てきました。」
ジュマ「女性社員が少なかった時に、JR東日本に入ろうと思ったのはなぜですか?」
中村駅長「人と接する仕事って、楽しいのではないかな、と思いJRの仕事を選びました。親からは“大変よ”と言われましたけどね。確かに仕事をしてみて、駅にはすごくいろいろな方が来るので大変なところはありましたけど、それ以上に楽しいです。」
♦️駅長になれた理由は?
小浜編集長「なぜ駅長になれたと思いますか?ここが他の人と違うという強みなどはありますか?」
中村駅長「実は、『なぜあなたを任命したか?』は教えてくれないんですよ、、(笑)
ですので、私は、自分が駅長に任命された理由を、今でもわからないんです。」
小浜編集長「わかります!私もEmmaryの編集長に選んでくださった理由を教えてくれなくて!」
中村駅長「教えてもらえないですよね。なので明確なものはわからないけれど、打たれ強さがあるからだと思います。
失敗したときに、『できるだけうまくいくにはどうしよう』と考えることは、長い社会人生活の中で身につけてきました。」
小浜編集長「駅長になりたいと他の人におっしゃっていたときに、具体的に私が駅長になったらこうする!みたいな案を話されていたりはしたのですか?」
中村駅長「具体的に私にはこういう強みがありますというのを話した記憶はないですね。
実は、この一つ前の仕事は有楽町駅で副駅長をしていました。次は駅長になる可能性があると思い、自分が駅長になったらどうしていこうというのを2年間でいろいろ考えました。」
ジュマ「副駅長をやられていたのが有楽町駅ってすごいですね!お客さんがとても多いイメージなので大変そうです。」
中村駅長「有楽町駅は電車が止まってしまったりすると駅の中に人が溢れてしまうなど、大変なことも多かったです。
改良工事をするときに、『ここの位置に改札を持ってきたらもっと利用しやすくなります』などを設計する人と話をするのですが、難しい、分からないことも多かったです。でも、その分仕事で得たものは多かったです。
みなさん、『社会人になったら勉強が終わるんだ!』と思っているかもしれませんが、ずっと勉強は続きます。でも、試験勉強よりも、自分が知りたいことを知れるので大人の方が楽しいかも知れないです。」
milk「駅長になるために必要なことはなんですか?」
中村駅長「これは勉強にも通じることかも知れないですが、目の前の課題としっかり向き合うことです。
どんな仕事をやる上でも、しっかり向き合って、目をそらしたくなる時も目を逸らさないいことが大切です。」
ジュマ「駅員や駅長を目指す人が、高校生のときにやっておくべきことはなんだと思いますか?」
中村駅長「特別必要な勉強はないです。ですが、時間管理や健康管理の習慣づけが大事だと思います。
日本の鉄道は、時間がとても正確ですが、もし運転士さんが寝坊したり、具合が悪くなって休んだりしてしまうと変わってしまいます。
時間、健康管理は社会人みんなが必要だとおもいますが、鉄道の仕事には特に重要です。」
小浜編集長「男性のイメージがある職業につく上で大切だと思うことはなんですか?」
中村駅長「すごく難しい質問ですね。実は、鉄道の仕事は男性じゃなきゃできないというのは、今はほとんどないんですよ。けれど、どうしても、男性のイメージがありますよね。そういう時は、『女性である自分がやったらどうなるか?』というのをイメージしておくというのが大切かもしれないです。
そのためにも、その仕事について知識を得ることが良いですね。例えば、ホームページで会社の採用情報を見るとか、大人と話すのもおすすめです。
両親や先生など、身近な人に聞いてみると、自分の中の判断材料にはなると思います。
みなさん、男性のイメージがある仕事をやってみたいなとか思ってたりしますか?」
milk「私は小学校教諭を目指しています。女性のイメージもありますが、体力の面では男性の方が向いているのではないかと、進路を考えるにあたって、悩むこともありました。
でも、親戚の女性教師の姿を見て、女性の私もできるかなと思いました。なので、今のお話を聞いていて心に響くものがありました!」
中村駅長「私の話がみんなの役に立ってよかったです。私は体育とか苦手で、小学校の先生とかはなんでもやらなきゃいけないからすごく大変で、でもだからこそ楽しいことがたくさんあると思うので、頑張ってください!」
milk「ありがとうございます!」
♦️最後にいろいろ気になることを伺いました!
ジュマ「駅長さんが感じる高輪ゲートウェイ駅の魅力はなんですか?」
中村駅長「新しいことをどんどんやっていこうとする駅というのは、みんなにも期待してもらいたいし、そこが魅力だと思っています。100%出来上がりました、ではなくて、駅も成長していくし、街も作ってくので、どんどん変わっていくと思います。
変わりゆく街というのは魅力的ですよね。」
小浜編集長「仕事で日々心がけていることはなんですか?」
中村駅長「相手を知ろうとすることを心がけています。これはお客様であっても、職場の仲間であっても、みんなそれぞれ考えていることは違うので、新しい気づきがあります。
気づきによって、自分自身の考えの幅も広がります。今日のインタビューでも新しい気づきが沢山ありました。」
ジュマ「ずばり、JR東日本はいい職場だなと思いますか?」
中村駅長「いい職場だと思います。
先程、女性ということで諦めてしまうなどの話がありましたが、JR東日本は女性だからできない、やらせてもらえないということは全くありません。分け隔てなく、働きやすい環境です。」
インタビューレポートは以上です!
インタビュー終了後は、駅長さんに駅案内をして頂きました!
最初は緊張していた私たちも、駅長さんが優しく丁寧に接して下さったお陰で、いろいろなお話をすることができました。
駅員や駅長の仕事について、また社会人になる上で大切なことなど、とても役立つお話を沢山お聞きすることができました!
また、この記事が読者のみなさんの進路選択の参考になったら嬉しいです✨
■取材させていただいた会社
《東日本旅客鉄道株式会社》
営業エリアは、関東、甲信越から東北までの広範な地域をカバー。営業キロは 69線区延べ7,401.7kmにおよび、1日に約1,790万人のお客さまが利用する鉄道事業をはじめ、旅行事業、広告事業などを行なっている。
◆東日本旅客鉄道株式会社 公式サイト
https://www.jreast.co.jp/
■取材したJK
小浜桃奈編集長
駅長に取材をさせていただいて、私とすごく通づる部分があると思いました。
例えば自分がなんで駅長に選ばれたかわからないというのは私と同じで、私も自分がなんで編集長に選ばれたのか、いまだにわかっていないのですごく共通する部分があり共感できました。
また自分が駅長になりたいというのを周りの大人の方達に言っていたというのを聞いて、これをやりたいと思っても行動できない人が多い中で、駅長になりたいという夢を叶えているのは同じ女性として素晴らしいと思いました。
milk
インタビューを通して、中村駅長は、
「みんなが思い浮かべる駅長」のイメージを良い意味で変える方だと感じました。
駅長のお話には、これからの将来、女性が活躍していく為のヒントも沢山詰まっていました!
今後のキャリア形成の参考にしていきたいです。
駅長さんといえば男性、というイメージがあったので、女性の駅長さんと聞いてすごく興味を持ちました。
お話を聞いてみると、学校生活にも生かせるなというお話が沢山ありました。その中でも、「目を逸らしたいことにぶつかっても決して逸らさず諦めない」という言葉が印象的でした。私は嫌なことがあるとすぐに逃げ出してしまうので、今回、自分の弱さに気づく事が出来ました。
まずは目の前のものから逃げずにやってみようと思います。駅も見た事もないものばかりですごくかっこよかったです。
りえ
【JDライター】JKライター時代は「milk」という名前で活動し、 20件以上の企業・人物取材を行いました。現在は、「日本一企業との関わりのあるJDライター」を目指して日々活動中です! ライフスタイル関連の記事では、女の子らしさを詰め込んだ「りえわーるど」へみなさんをお連れします🏹♡