【サスティナビリティ特集】環境省さんに直撃取材❗サステナブルファッションについてお話を聞いてきました👚
- ライフスタイル
- はな
- 2022.10.6
こんにちは!はなです💛
今回はサステナブルファッションについて環境省さんにお伺いしてきました👏❗
普段中々入れない場所だし、環境省と聞くと、なんだか真面目で堅いイメージでしたが
まずサステナブルファッションのサイトが可愛く、今回の取材でも楽しく色々なお話しができました👕
サステナブルファッションのサイトはこちら♪
思っていた以上に奥が深いサステナブルファッションの問題について、改めて色々と考えさせられました。。🤔
取材をしながら意見交換会みたいなこともできたのでとても貴重な体験ができました🌳
是非最後までご覧ください‼
今回取材したのは
【環境省 水・大気環境局 総務課 鎌倉さん】です✨
それではスタート💨
♪環境省が取り組むことについて
はな
「サステナブルの取り組みには、プラスチックなどもありますが、なぜ衣類に着目したのですか?」
鎌倉さん
「衣類の大量生産や大量廃棄に伴う環境負荷が大きいという話が持ち上がったことが一つのきっかけです。ファッション業界の方からも何かできないかと問題意識を持った声が上がっていたので、環境省で有志チームを作り、調査を実施したり、メディアやファッション業界の方と一緒に何か情報発信ができないかと思って取り組み始めました。有志チームを作ったのは、関係する部署が複数に跨っていることもあり、一つの部署では簡単に動けない現状があったためでした。色々ある問題の中でも、内部・外部で特に声が上がっていたのがファッションでした。」
りな
「企業ではなく、国の機関だからこそサステナブルファッションにおいて取り組めること、または取り組まなければならないと考えることは何ですか?」
鎌倉さん
「国だからできたなと思うことの一つが『ジャパンサステナブルファッションアライアンス』という、昨年できた企業のアライアンスの動きだと思います。2020年から、環境省の有志のチームといくつかの企業さんで勉強会を開いていました。その中で『この問題って業界でもっと取り組んでいかないといけないよね』となったときに、企業さんたちが中心となってグループを作って、サステナブルファッションについて考えて推奨していこうという動きが生まれました。そういう動きを作ることができたのは、有志とはいえ、国が企業に声かけをしたからこそだと思っています。」ジャパンサステナブルファッションアライアンス(JSFA)について
えなみ
「サステナブルという言葉がここ最近、広まってきたのかな?と思いますが環境省さんはいつから意識し始めましたか?」
鎌倉さん
「社会でSDGsというワードが言われるようになってからかな?と思いますが、『持続可能な発展』や『持続可能な開発』、といったワードは、環境省としては以前から意識していたところではあります。最近広まったのは、メディアがSDGsを取り上げているのが大きいかなと思います。逆にえなみさんは、どういったところから広まったと思いますか?」
えなみ
「小学校でSDGsって何だろうという授業があったのがきっかけで知りましたが、正直その頃はまだよくわからずでしたが、高校になってからSDGsの授業で、より深く内容を調べるようになってサステナブルについてよく知るようになったかなって思います。」
鎌倉さん
「SDGsって大きな目標なので、各自がどうしたら良いのか、日々どんな問題意識を持てば良いのかなど少し分かりにくいかなと思います。一方で、気候変動なども身近な問題として感じられるようになってきて、この目標のもとで各自が行動していかなきゃいけないんだと皆がまとまってきたのではないかと思っています。」
♪環境省が国民や企業に対して実施していることについて
えなみ
「国民の私たちにサステナブルを意識するうえで一番伝えたいことは何ですか?また気を付けていることはありますか?」
鎌倉さん
「サステナブルファッションのサイトの中でも紹介している、5つのアクションがあり、これを伝えたいです。
サイトの下の方にはシェア用の画像を載せていて、この画像にも工夫したポイントがいくつかあります。赤が現状、青が提案したいこと、黄色はどういう世界に変えていけるかを色別で示しています。視覚的に分かりやすいかと、インパクトのある数字を見せられるかを意識して作りました。
内容としては、1つ目が『今持っている服を長く着る』ということです。これは結構シンプルですが実現するとすごい意味があることだなと思っています。今ある服を一人一人がもう一年長く着たら、日本全体で4万トンの衣類廃棄の削減に繋がります。シンプルだけど意味のある行動だと思っています。2つ目は『古着や、シェア、レンタルを活用して楽しもう』ということです。一年間に一回も着ない服がひとりあたり25着あると言われています。タンスにしまわれている服を他の人も使えるように回していくことで、より多くの人がその服を楽しむことができます。3つ目が『先のことを考えて、買いすぎない』ということ。一着一着を大切に着るというのはこういうところにも繋がるかと思います。ファストファッションが広がり、気軽に洋服を買えるようになった分、パッと着て捨てちゃうこともあると思います。そのスタイルを見直してほしいという提案です。4つ目は『服の作られ方にも目を向け、環境に配慮したものを選んでみませんか?』という提案です。5つ目が『服を資源として再活用しよう』ということです。着終わった服を可燃ごみに出すのではなくリサイクルボックスに出して回収してもらうことで、資源として再利用できます。このような5つのポイントはすぐにでも取り組めることだと思うので、皆さんに伝えられたら良いなと思っています。」
小浜宣伝部長
「サイト内にある、シェア画像が浸透していないのかなって感じます。サイトではなく、SNS社会なので、SNSを使って発信した方が良いのではないのかな?って思いました。若者に浸透させるためにも学校に提案するとか学生に広める運動をした方が良いのかな?と思ったんですけどそういうのは考えていないですか?」
鎌倉さん
「環境省SNSを通じた発信や依頼を受けての訪問授業などもやってはいるのですが、実際に全部の学校に出向いて実施するのはなかなか難しく、個々のSNSを通じてのアプローチも現状十分にできていないなと思っています。もっと頑張りたいところです。雑誌で特集などを多く組んでいただいていて、企業の中でもアライアンスが作られたという意味では、働きかけが動いているなという体感はあります。ただ、特に若い方への発信という意味では、みなさんのような近い立場の人たちからの発信には大きな影響力があるなと思っていて、みなさんからの情報発信にも期待しています。」
りの
「サステナブルという言葉に、ハードルの高さを感じている若者も多いと思いますが、サステナブルファッションに対するイメージを変え、より多くの人に意識してもらうためにはどうしたら良いと思いますか?」
鎌倉さん
「日々の仕事の中でも悩んでいますが、サステナブルは意識が高いというよりみんなの幸せに繋がるという認識になってほしいなと思います。今から生まれてくる世代の子たちのためのサステナブルという言葉を浸透させるには、言葉を分かりやすくすることも大切ですが、中身の思想をどのように伝えていくべきかも同じくらい重要だと思っています!」
はな
「これからの私たちにやってほしいことを教えてほしいです」
鎌倉さん
「これまでお話ししたこと以外だと、お洋服が着れなくなってしまったとき、そのまま捨てるのではなく、お直しをしてみて欲しいです。自分でできない場合は、お直しをしてくれるサービスも増えているのでそういうところを活用することで、お洋服をだいぶ長く着れると思います。サイトに載せていることを一度にすべてやろうと思うと、実現しづらいものもあると思うので、まずは今できるところから色々と挑戦してみてほしいです!」
この度は貴重な機会をありがとうございました✨
今回お話しを聞いて、サステナブルファッションについての課題はまだまだ沢山あると思いました💧
これからの未来が少しでも明るいものになるように、一人一人が意識して、できることから始めていかなといけないと思いました。
自ら発信して、周りの意識を変えたり、周りと一緒に活動することができるように頑張っていきたいです💪🏻🔥
【今回取材したライター】
小浜宣伝部長 今回の取材で環境省の取り組み内容を色々と知ることができました。服が安く買えて簡単に手に入る時代なので、一回着たらもう着ない人も多くいると思いますが、もう一度”サステナブル”という言葉を各個人が改めて考えられたら良いと思いました。私には関係ないという考え方をやめて、一人一人が意識改革をするとともに、一人でも多くの人に環境省の取り組みを広めることができたら良いなと思いました。
はな 環境省は固いイメージがありましたが、国の代表として多くの企業を引っ張っている取り組みに関心しました。地球規模の問題を解決するのは、色々な策が必要であることを改めて知り、1人でも多くの人がファッションに限らず環境問題を理解することが大事だと感じました。若い世代の一員としてサステナブルファッションを発信していきたいと思います!
りな 服飾を学ぶ身として、ファッションと隣り合わせで日々生活しているからには目をしっかりと現実に向け、一消費者として何を選ぶべきか、どう周りに伝えれば良いのかどんなアクションが出来るのか考えて行動する事がまずはできることなのかなと思います。1人の行動じゃ変わらないよ、と現実や自分以外に目を向けられていない人はそう言う考えを持つことがあると思いますが、1人の行動で一年に廃棄され供給される服が大幅に変わることももっと知っていただきたいと思いますし、私たちも知っただけじゃなくてこれらを周りに発信していかなくてはいけないと思いました。
えなみ いつも必ず来ている服をサステナブルに関連させると自分は今何が出来るか、行うべき事などが明確に理解できることが出来ました!環境省の方が様々な工夫を重ね出来上がったページがもっと沢山の方が知り、サステナブルファッションを身近に感じられるように発信を続けたいと思います!
りの サステナブルを意識することが大事、というのはみんなわかっていても、実際にそれを実現していくにはたくさんの壁があることを改めて感じました。今後の社会を担っていく若者として、自分にとっての一瞬の利益ではなく、長い目で見た時に、地球全体の利益となるように、1人1人が意識して行動して行く必要があると思います。今回環境省の方に取材させていただいて、学んだことを、私自身も周りの人に発信していきたいと思います!
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