【日経ギャルズ】 8/20 文化は先導と修正の連続の中で生まれる。SRHR (性と生殖に関する健康と権利)と共にみる未来
- ライフスタイル
- ゆう
- 2025.8.23
推しがいるから恋愛はいらない?自分だけでいいから子供は産まない?
そんな若年層が繰り広げる会話から生まれる”ちょっとした価値観”が今、尊重され続け、存在感を強めている。SRHRが切り拓く未来について大学2年のゆうが考えていくよ👩🏻💻
■「結婚はしない。」「子供はいらない。」Z世代の本音
まず、先にSRHRについて理解を深める。
SRHRとは?
「セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツの略で、自分の体、性や生殖について、自分が決定する権利を指す。1994年の国際人口開発会議で提唱された概念を基盤とする考え。避妊や中絶などを選択できずに差別などにつながるとして、世界保健機関(WHO)などの国際機関が重要性を発信している。※1」
(出典: https://www.joicfp.or.jp/jpn/know/about_srhr/rh/)
見出しにもあるように結婚をする/しない、子供を産む/産まないといった恋愛もしくは結婚に関連する意思決定の権利や自分自身の性に関する健康・権利がより、尊重されているはたらきかけである。
少子高齢化や晩婚化など、加速する消極的な態度が問題視されている中、現代には未だに性的な話題はタブーとされており、中高生から教育はなされているものの、隠しておきたいものとして受け取られている。
そんな風潮の中、18歳を迎えると成人と認定され突然大人扱いを受ける。自分の身を自分で守るにはまず、知ることが必要なのだ。
正直、私の周囲には結婚に対して前向きな者はあまり居ない。単に相手がいないということよりも、必要ないと見切っている人の方が多い印象だ。理由としては恋愛以外で充実しており、恋愛的な刺激を求めていない子や、自分のテアシを使ってバリキャリになりたい子など少し前までの女性は家で専業主婦。男性は外で働き定年退職。という流れはもはや残っていない。
■性別関係なく、”らしさ”を追求できる社会へ
先日、サンリオのファンとして、より応援したくなる記事を目にした。
日経新聞によると「企業の間でもSRHRは徐々に浸透し始めている。サンリオは4月、SRHR休暇を導入した。従来の生理休暇に加えて、不妊治療や卵子凍結、更年期症状なども対象になる。不妊治療の休暇は他の企業でも導入が進むが「SRHR休暇」とすることで、すべての人が対象になることも重要な考えだ。※2」とのことだ。
(出典: https://www.sanrio.co.jp/specialsite/strawberrynews50th/?secret)
サンリオは元々、育児や介護など働き手の生活にも手厚い施しをしており、自分自身もその印象が強かった。なので、今回のSRHR休暇も驚きよりも、サンリオならやってるだろうなと心の中で信頼をしている部分もあった。以下はサンリオが掲げているワークライフバランス支援制度である。
主なワークライフバランス支援制度
* 妊娠時のスライド出社・短縮勤務
* 産前・産後休業制度
* 育児休業制度、育児短縮休業制度、出生時育児休業制度(産後パパ育休)
* 介護休業制度、介護勤務制度
* スライド勤務制度(始業・終業時間を基本の勤務時間から前後最大1時間30分、30分単位で変更可能)
* テレワーク勤務制度
(引用︰ https://corporate.sanrio.co.jp/sustainability/social/workplace.html)
誰もが、自分と向き合える機会を作れるSRHR休暇はもっと浸透していくべきであり、休暇をとる当事者も休暇をとる仲間をみる我々の目も、もっと認識を正しくしていかなければいけない。生活していくにはどうしても金銭的な自立が必要だが、その上で自分らしさを追い求められる社会になっていくことはこれから社会人になる自分にとって有難い動きである。
また、近年ジェンダーが社会的な問題として取り上げられている中で、SRHRも更に認知度を高めていくのではないかと考えている。
■SRHRと肩を組み、目指す未来
「国際NGO「プラン・インターナショナル」は30日、自分の体や性のことを自分で決め、守る「性と生殖に関する健康と権利(SRHR)」について国内の1万人を対象にした意識調査結果を公表した。
SRHRを知っている人は約25%、内容を理解しているのは約9%にとどまった※3」
SRHRの認知度は僅か9%と、まだまだ課題は残されている。しかし、LGBTQやMBTIなど英字が生活の中で違和感なく入り込んでこれる中で、SRHRを内容と共に理解して欲しいと願うだけでなく、これを理解することが自分を守る1つのきっかけになるのだということも同時に学んでほしいと思う。
みんなという言葉と同じようにSRHRは誰もが該当するもの。毎日いっしょにいる自分のことをもっと大切に、もっと愛してあげられるように。歩み寄れる社会を作れるように、まずは理解を。
※1性と生殖の権利「SRHR」若者への啓発広がる サンリオは休暇制度:日本経済新聞 2025-08-20 ,日経電子版 ,
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC183OP0Y5A810C2000000/ ,(参照2025-08-22)
※2SRHRとは:日本経済新聞 2025-08-21 , 日経電子版 , https://www.nikkei.com/article/DGKKZO90787880Q5A820C2L83000/ ,(参照2025-08-22)
※3性と生殖に関する権利、内容理解は9%どまり:日本経済新聞 , 2025-07-31 , 日経電子版 ,
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO90374350R30C25A7CE0000/ ,(参照2025-08-22)

ゆう
【JDライター】サンリオと旅行が大好きな大学生のゆうです🩷 読者のみなさんに出会えた感謝を感じながら、ときめき”が届けられるような記事を書いていきたいです🎀よろしくおねがいします!