【日経ギャルズ】 「ベア廃止・定昇なし」は本当に厳しいのか?キヤノン御手洗冨士夫に学ぶ、Z世代が考えたい実力主義
2026年1月26日朝刊–【日経ギャルズ】
「ベア廃止・定昇なし」は本当に厳しいのか?キヤノン御手洗冨士夫に学ぶ、Z世代が考えたい実力主義

出典:https://global.canon/ja/corporate/logo/
こんにちは!あきです⛄️
今日は日経新聞の「私の履歴書」に約1ヶ月に渡り登場しているキヤノン会長兼社長CEOの御手洗冨士夫さんの記事「三自の精神」を紹介します!🖨️🍀
まず、以下の言葉を聞いて、皆さんは何を感じますか?
「ベースアップ(ベア)廃止」
「定期昇給なし」
正直に言えば、この言葉だけで「厳しそう」と感じてしまう人は多いはずです。
安定より実力、年次より成果。そんな価値観が強調された会社を想像してしまうのも、無理はありません。
でも、今回の『私の履歴書』を読んで、
これは“人を切る実力主義”じゃなくて、
“人の人生と会社を重ねようとした実力主義”であると思いました。
■ 社長が賞与を手渡しする会社

まず驚かされるのが、御手洗さんが社長時代に続けていた習慣です。
御手洗さんは夏と冬、年2回の賞与を自分の手で社員に渡していました!
1000人近い社員と一人ずつ握手して、「ありがとう」と伝えます。地方の工場で再会し、「これが最後です」と言われる場面もあったといいます。
ここにあるのは、
数字や制度以前の「人を見て経営する姿勢」です。
効率だけを考えれば、こんなことはしなくてもいいのでは無いでしょうか?でも、それでもやったのは、「会社は人でできている」という確信があったからだと思います。
■ なぜベアと定昇をやめたのか

御手洗さんが疑問を持ったのは、
成績に関係なく全員が同じだけ上がるベースアップ(ベア)や、
家族構成で差が出る手当でした。
「それは本当に公正なのか?」
ここが重要で、
“実力主義にしたいから”変えたのではなく、
“実力主義が公正に機能していない”ことを問題に取り上げたのです。
そして導入したのが、
仕事内容に賃金がひもづく「職務給」です!
全社の仕事を6800に分類して、何を担っているかで処遇を決めます。
感覚論ではなく、徹底的に可視化をしました!
■ 「人事はローカル」という考え方
御手洗さんの言葉で印象的だったのは↓
「サイエンスとファイナンスはインターナショナル。
人事はローカル。」
グローバル企業でありながら、日本の終身雇用は否定しません。
ただし、長く働けるからこそ、評価は厳正にします。
アメリカ流でも、日本の旧来型でもない
「キヤノン流」をつくる姿勢が一貫していることが分かります。
■ 実力主義を“押しつけなかった”理由
制度改革で一番難しいのは、
「正しいかどうか」よりも「納得されるかどうか」です。
御手洗さんは、評価される側の社員にも評価基準を学ばせ、
評価について議論できる状態をつくりました。
さらに労働組合にはこう伝えました。
「会社の発展と、従業員一人ひとりの人生の発展が重ならないといけない」
ここが、この改革の核心だと思います。
会社が伸びることと、社員が幸せになることを
トレードオフにしませんでした。
■ 三自の精神が支えた改革

出典:https://corporate.jp.canon/profile/group/system-and-support/recruit/new-graduate/special/about
最後に語られるのが、キヤノンの原点「三自の精神」です。
1️⃣自発
2️⃣自治
3️⃣自覚
一人ひとりが自立した企業人であること。
だからこそ、ベアも定昇もない制度を
「不安」ではなく「挑戦」として受け止められたそうです。
制度だけを真似しても、うまくいかない理由がここにあると感じました。
■まとめ
今回の記事を読んで思ったのは、
実力主義の是非は、制度より“思想”で決まるということです。
数字だけを見る実力主義は、確かに人を疲弊させるけど、
・人をちゃんと見て
・公正さを徹底して
・人生と会社を同じ方向に向ける
そこまでやって初めて、
実力主義は「冷たい改革」じゃなく
“信頼に基づく改革”になると思いました。
働き方改革が形骸化しがちな今だからこそ、
この「キヤノン流」は、もう一度読み直す価値があると、皆さんに紹介したいです!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
あき
【JDライター】 音楽やオシャレなものが好きなあきです💕お散歩をしながらご飯屋さんを見つけたりショッピングをすることが大好きです!皆さんに興味を持ってもらえる記事を作れるように頑張ります✊🏻 -





