【日経ギャルズ】劇場が消える?2045年問題とは|小さな箱が支えるエンタメの未来
【日経ギャルズ】劇場が消える?2045年問題とは|小さな箱が支えるエンタメの未来ーー2026年3月23日日経新聞朝刊
こんにちは!あきです⛄️
最近、大型アリーナの建設や再開発のニュースが増えていますよね🏟️
でもその裏で、“小さな劇場が静かに消えている”ことは知っていますか?
今日は「劇場はこのまま残せるのか?」というリアルな問題を、解説していきます!📰
私は演劇もミュージカルもライブも大好きで、全国の劇場にお世話になってるからこそ、劇場を維持するためにできることは何なのか、考えていきたいと思います!

新国立劇場
出典:https://www.enjoytokyo.jp/spot/s_13002402/
■ 劇場が消えているという現実
前提として、日本の劇場や音楽ホールは減っています⬇️
2008年 → 約1893施設
2024年 → 約1800施設
と約100施設が無くなってしまっているのです。
そしてもっと深刻なのが、
2045年までに約7割が建て替え時期を迎える
ということです。
つまり、「古くなった施設を維持できるのか?」という問題が一気に押し寄せている状態です。
■ なぜ劇場は維持できないのか?
① お金がかかりすぎる
兵庫県の「アイホール」を例に挙げます。

アイホール
出典:https://4travel.jp/dm_shisetsu/11338835
年間運営費が約9000万円に対して、市民の利用率は約15%です。
この数字は、市民の多数が使っていないのに、税金などで維持されていることを示します。
結果として、文化的価値はあっても財政的に正当化できないという判断になります。
② 稼働率の格差
劇場やホールがどのくらい使用されているかという稼働率を見てみると
政令指定都市(大都市)は約88%とほとんどの日が何かしら使われているのに対して町村は約74%と年間の1/4は空きがある状態です。
つまり、 あるだけで使われない施設が増えています。
③ 人手不足が限界レベル
劇場やホールで働く人たちは、
・年収300万円未満⇨約4割
・副業をしている⇨約9割
・非正規雇用⇨約6割
さらに働き方は、
・土日祝はフル稼働
・早朝〜深夜まで稼働がある
・公演ごとにシフトが変動する
とかなり時間と労力が奪われる厳しい業界です。
これだと、「好きじゃないと続けられない」→「でも生活できない」
という構造になってしまいます。
■ 問題の本質:「文化施設なのに文化政策じゃなかった」
これは、記事の中で指摘されていた言葉です。
日本の劇場は、“公共事業として作られた”ものが多いため、
とりあえず建てたり、地域に箱を作ったりという発想が優先され、
どう使うか、何を育てるかまでが設計されていなかったのです。
それが今になって影響されています。
■ それでも劇場が必要な理由

ミュージカル『どろんぱ』
出典:https://lp.p.pia.jp/article/news/460924/index.html?detail=true
今はYouTubeや配信ライブ、SNSで、いくらでもコンテンツが見られる時代です。
でも劇場は その場でしか起きない体験があるからこそ、画面越しでは味わえない唯一無二の場所です。
さらに記事では、
・価値観を揺さぶる
・想像力を使う
・言葉を身体で感じる
といった、人間の感性に直接作用する場として語られていました。
これはAIでは代替できない領域です。
■ 劇場を残すために何ができるの?
① 実際に足を運ぶ
一番シンプルですが、一番重要です!
稼働率の話をしたように、劇場は「使われているかどうか」で価値が判断される場所です。
だからこそ、ライブや舞台を観に行くとか気になるイベントに参加するとかして、「この場所は必要」と見せていくことが大切です。
② “観るだけ”で終わらせない
今はSNSの時代だからこそ、感想を投稿したり、友達に教えたりするだけでも
大きな口コミとして相手に興味をそそらせることができます。
流行りを作るのはZ世代だからこそ、私たちが劇場の存続問題を変えられるのではないかと思います。
③ 日常的に関われる場所として使う
最近の劇場は、ワークショップ・トークイベント・地域交流の場など、公演以外の使い方も増えています。海外では、こういった使い方の他に寄付を募ったりグッズを出したりするなどで収入を得ています。
「観に行く場所」だけじゃなく、「関わる場所」として使うことが、これからの劇場にとってすごく重要だと感じました。
④ 「小さい箱」にも目を向ける
どうしてもアリーナやドームのような大きな場所に注目が集まりがちですが、
文化を支えているのは中小規模の劇場です。
・若手アーティストのライブ
・実験的なライブ
・距離感の近いパフォーマンス
こうした表現は、小さな“箱”があるからこそ成立しています。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/BMSG
ここで分かりやすい例が、音楽事務所の BMSG です。
BMSGは、たとえデビュー直後から人気があったアーティストでも、いきなり大きな会場には立たせず、ライブハウスや中規模会場など“小さい箱”からツアーを行う方針を取っています。
これは単に段階を踏んでいるというよりも、
・パフォーマンス力を磨く
・観客との距離感を体感する
・ライブの本質を理解する
といった、アーティストとしての基礎を育てるための環境として小さい箱を重要視しているからです。
つまり、 大きなステージは“結果”であって、そこに至るまでの“育つ場所”が必要という考え方があります。
もし、こうした中小規模の劇場が減ってしまうと、若手が経験を積む場所がなくなったり、ライブ文化そのものが薄くなってしまったりする可能性もあります。
だからこそ、 小さい箱に足を運ぶこと自体が文化を支える行動になると感じました。
■ まとめ
今回の記事は、「劇場がなくなるかもしれない」という話ではなくて、「このままだと残せない」劇場の現実をどうするかという問題提起でした。
劇場は、稼げなければ残らない、でも、稼ぐだけでは価値を測れないという、かなり難しい立ち位置にあります。
だからこそこれからは、「大切だから残す」だけではなく、「どうやって続けていくか」まで考えないといけない時代になっていると感じました。
最近、私は日本青年館ホールでやっているミュージカル『どろんぱ』や東急シアターオーブでやっていたミュージカル『PRETTY WOMAN』を鑑賞しましたが、劇場ごとに音の反響や舞台設計が違うからこそ、より臨場感を味わえるのがたまらないんです!
ぜひ皆さんも劇場に足を運んでみてください!最後までご覧いただきありがとうございました!
あき
【JDライター】 音楽やオシャレなものが好きなあきです💕お散歩をしながらご飯屋さんを見つけたりショッピングをすることが大好きです!皆さんに興味を持ってもらえる記事を作れるように頑張ります✊🏻 -





