映画『月の満ち欠け』プレミアナイト試写会レポート

映画『月の満ち欠け』のプレミアナイト試写会が11月7日(月)に都内で行われ、主演の大泉洋、有村架純、目黒蓮(Snow Man)、柴咲コウ、田中圭、伊藤沙莉、菊池日菜子、そして本作のメガホンを取った廣木隆一監督が登壇した。プレミアナイト試写会では作品への思いや生まれ変わったらなりたいものなどが話され会場は終始大盛り上がり。イベントレポートをご紹介。



大泉「今日はたくさんの方にお越しいただきこれから映画を観ていただくということで、楽しんでいってください。本来であれば洋ちゃん〜!と言いたいと思うんですけどコロナ禍で声が出せませんね(笑)。もう少し目黒くんと絡めて面白いことが言いたかったんですけど、うまく伝わりませんでしたね。よろしくお願いします」




有村「今作は人の強い想いがさまざまな奇跡を産んでいくお話なので、見終わった皆様がどのような気持ちを持って帰られるかというのは感想を聞いてみたいなと思いました。今日は短い時間ですが楽しんでいってください」



目黒「演じてみてすごく苦しい時間がたくさん続いたのですが、最後にある希望みたいなものをみなさんにも感じていってもらえたら嬉しいなと思います」



柴咲「この作品は小山内堅(大泉)さんの現在の姿を軸に他の登場人物の過去の出来事や想いを模索していくような映画となっています。みなさんそれぞれ人生観や、過去の思い出というものがあってその時は触れられなかったけど時間が経ってから気づくこともあると思います。そういうのに触れた時に思いってより募って、より一層恋しくなっていくなと。みなさんの人生観や生き方と比べながらこの作品を楽しんでもらえたら嬉しいなと思います。よろしくお願いいたします」



田中「作品を見終わってすごく不思議な物語だなと、初めてに近いような感情だったのを覚えています。短い時間ですけど楽しんでいってください」


伊藤「事前に作品を見させていただいて、本当に素敵で感動的なお話だと思いました。実際に作品を見てリアルだなと思ったというか、意外と気持ちを受け継いで生まれてきているのではないかなと考えていました。もう28になるんですけど多分最後の制服姿だと思います、見納めに楽しんでください。よろしくお願いいたします」



菊池「今回はこの場所にご足労いただきありがとうございます。私はこの脚本をもらってから役に向き合って掴むまでに時間がかかった作品でもあるので思い入れがあります。試写で初めて作品を観たときにいろんなことがありつつも希望を感じられるような作品だなと思いました」



廣木監督「今日この作品が世に出るのだなと思うと緊張してしまいます。楽しんでいってください」



初めにMCから撮影のエピソードを問われた大泉は「どうだい日菜ちゃん?すごく緊張しているらしいんだけど」と菊池に質問を振り、菊池は「すごく緊張しています。拙いかもしれないんですけど」と答え、大泉から「早く爆笑のトークして(笑)!」とツッコミを入れられ会場を笑いに包んだ。撮影のエピソードに関し菊池は「お芝居をする中で、私の頭の中で思い描いていた動きと違うことをしてしまった時があってその時に少しもじもじしてしまったんです。それを大泉さんと柴咲さんがお父さんとお母さんみたいな暖かさで自然に感じ取ってくださいました。ありがとうございました」と振り返っていた。



大泉も続いてエピソードを問われるとは「柴咲さんは撮影をした時とは変わり果ててしまってこんな攻めた方じゃなかったんです(笑)。撮影のインの時は髪が長くて途中で切ったんだよね?」と柴咲に聞くと、柴咲は「切ることを提案したんですよ。作品の変化がつけられると思って」と作品に自ら提案したことを明かしていた。

また大泉の撮影現場での様子を聞かれた伊藤は「テレビとかを観させていただいていると勝手なイメージが湧くじゃないですか。こんなにまんまな人はあったことがなかったですね(笑)」と大泉の人柄を明かし、大泉のスイッチが切り替わる表情の変化を見て笑ってしまったことも話していた。

大泉は伊藤の笑ってしまった話を聞いた後目黒との共演シーンが多かった有村に「目黒くんの顔見て笑っちゃったんじゃないの?」と聞くも、有村は「笑ってないです(笑)」と答え大泉が不満そうな表情を浮かべると、目黒が「なんでそんな不満そうな顔をしているんですか!」とツッコまれていた。また目黒との共演シーンについて有村は「撮影は10日間くらいと短く、11つのシーンが本当に2人にとって大切で、いい緊張感を持ちながら役を通して向き合えたのかなと思っています」と言い、目黒は「最初の段階で有村さんから日数も少ないし、その中でも濃いシーンをいっぱい撮っていくから役を通して信頼関係を築いていけたらいいと思っていますと言っていただきました」と話していた。

田中は有村と共演した感想を問われると、「楽しかったです。夫婦の過程みたいなのがない作品なのでワンシーン飛んだら僕が嫌われてる。最終的には観た方は嫌っちゃうのかなと思いますね」と自身の役柄についてコメントしていた。



また廣木はキャスト陣に関し「よく出てくれたなと思いますね。本当に主役級というかこれだけの豪華メンバーは初めてです」と話していた。

また目黒は主演の大泉の立ち振る舞いに関し「めちゃくちゃかっこよかったですね。自分が腑に落ちない部分はスタッフさんと話し合ったり、心の中に落としてから撮影を進めていて、その姿を僕のお芝居以外のお仕事でも役立てたいなと」「僕の面白くないトークを盛り上げてもくれるんです」と言うと、大泉は「私は信じちゃいませんよ。やたら毎回いいことを言ってくれるんですけど、こんなにいい人いますか?」と言い、目黒の話し方の真似を披露し会場を笑いを包んだ。



またイベント中盤では本作の内容に掛け、生まれ変わったらなりたいものが話された。
廣木監督は「昔飼ってた犬」
柴咲は「鷲。北海道で見たことがあって仲が良さそうで、大きくて他を寄せ付けない感じがかっこよかった」

菊池は「葉っぱ」
田中は「レオナルド。0から何かを作る人に憧れがあるので」
伊藤は「自分をやり直したい」
目黒は「漁師。だけど調べていくうちに命の危険があるなと思いまして、でも自然には関わりたいので農家さんになって、農家をしながら、たまに釣りに行くくらいの人になりたいです。自然に関わりたいですね」

有村は「文才がある方。脚本を書ける方ってすごいなと思いまして憧れますね」

大泉は「レオナルドもいいし文才がある人もいいな、鷲もかっこよかったですね」と他のキャストのなりたいものの中から選ぼうとする大泉に田中が「何で人の中から選ぼうとしてるんですか!」と言うと、大泉は「女性が使ってくれるかもしれないのでホタテになりたいかな」と話していた。



最後に大泉は「本当にこの舞台挨拶を最初から振り返って大きく後悔しています(笑)。本当に心温まる映画ですので、舞台挨拶は忘れていただいて。いろんな考え方ができる作品なので終わった後に見にいった人とたくさん話していただいて素敵な1日にしていただければと思います。ぜひ劇場でご覧ください」

12月2日(金)全国公開
©︎2022「月の満ち欠け」製作委員会
配給:松竹株式会社

 

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