映画『おとななじみ』公開記念舞台挨拶レポート✨

映画『おとななじみ』の公開記念舞台挨拶が529日(月)に都内で行われ、W主演を務めた井上瑞稀(HiHi Jets/ジャニーズ Jr.)、同じくW主演の久間田琳加、メガホンをとった髙橋洋人監督が登壇。イベントでは原作者である中原アヤ先生、そして共演者であるアン ミカからのサプライズメッセージが読まれた。



初めに、W主演を務めた井上は「皆様、本日は足元の悪い中ありがとうございます。公開し、少し時間が経って、皆様から感想の言葉をいただき嬉しく思っています。本当に何回観ても面白い映画になっていると思うので、この後も是非楽しんでいただけたらと思います。よろしくお願いいたします」と一言挨拶をすると、何度か行われている本作の舞台挨拶のMCを担当した青木アナから「天気を絡めたご挨拶できてましたよ〜」とツッコミを入れられると、井上は「5歳だと思ってます!?」と言い会場を笑いに包んでいた。




久間田は「今日は皆さんお越しいただき本当にありがとうございます。公開して数日が経ったんですけど、映画館に私も足を運んで皆さんの様子を見るなどして日々過ごしています。今日は短い時間なんですけど、楽しんでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします」



髙橋監督は「本日はお足元の悪い中ありがとうございます。たくさんの方に観ていただき嬉しく思います。よろしくお願いします」と井上の挨拶を真似ると、井上から「泥棒だ!」とツッコミを入れられていた。

 

MCから互いに初めて会った際の印象、今感じている印象を問われ、
井上は「久間田さんはすごくおしとやかで静かで、リハーサルの映像を携帯で撮影して見返すなどもしたりしていてストイックで誠実な方なんだろうなと思っていました。ストイックな部分は変わらず今も感じる部分ではあるんですけど、1年を通してすごくお喋りなんだなという印象に変わりました」



久間田は「お互い人見知りではあったんですけれども、(井上が)積極的にコミュニケーションをリハーサルの時からとってくださって、全部の会話を握ってくださってましたよね」「しっかりしている印象もあったんですけど、この人本当にハルに似ているのではないかなという面が多くて。ハルがこのまま生きているのだなと感じましたね」と撮影中のエピソードを交えコメントすると井上は「気を許しすぎてついつい喋っている最中に寝てしまうという大変失礼をしてしまったなというところはありましたね(笑)。でもそれくらい役に入っていたということで許していただければと」とコメントしていた。



クランクイン前に役作りのためにしたことや、心がけたことについて井上は、「意識したことで言うと、原作のファンの方がたくさんいらっしゃるので喜んでいただけたらと思い、歩き方、声の出し方なども想像して原作を参考にしながら演じさせていただきました」「残念男子という部分で言うと、喋る時に濁音を多くしたりしてあっけらかんと聞こえるように意識していました」と役作りについて話していた。
久間田は「私は髪をばっさり切ったことかなと思っています。この作品が人生初めてのボブになった作品でもあるので、まずは見た目からスイッチを入れ替えましたね。撮影中とかは困ったことがあったら原作の漫画に飛びついて、単行本でも持っていたんですけど、電子版でも購入して見ていたりしました」とコメント。



またMCから作品の内容に交え、最近一歩踏み出したエピソードについて質問されると、井上は「基本的にビビリで踏み出すことができないんですけど。ちょっと遡ると今年の春前くらいにプライベートで人生初海外旅行として韓国に行かせてもらったんです。作間と藤井ちゃんと、那須くんと僕入れて4人で一緒に行って、僕以外の3人は英語のリスニングが多少できて、韓国語も少し勉強しているのでなんとなく会話ができていて…。でも僕だけ本当に分からなくて旅行中に惨めな気持ちになってきてしまって(笑)。なので俺に最後だけは飲み物を頼ませてくれとお願いして勇気を絞って“저기요”(チョギヨ・すみません)と発させていただきました」と自身のプライベートの出来事を用いコメント。

久間田は「私は今までスニーカーを持ってなかったんですけど、最近スニーカーデビューをしました!大人で3足購入して、人生においての一歩になりました」と話すと、井上が「僕も基本スニーカーを履くので、スニーカー仲間が増えて嬉しいです」とおすすめのスニーカーを紹介していた。

イベント中盤ではクイズを行うと聞かされていた井上、久間田へ原作者である中原先生からのサプライズメッセージが流され、メッセージは本作にも出演している中原先生と出身地が同じであるアンミカが代読した。

中原アヤ先生
「井上さん、久間田さんお忙しい中、プロモーション活動お疲れ様です。実写化のお話をいただき、お二人のお写真を拝見した時にこの映画が原作を超えて世界一可愛い作品になることが想像できました。実際に完成した作品は宇宙一可愛く、可愛すぎて鑑賞後に可愛いと叫ぶ時間を授けていただきたい程でした。原作者という立場ですが今はただお2人の大ファンです」(一部抜粋)

サプライズメッセージを聞いた井上は「先生が喜んでくださったのは安心もしますし、僕もこの映画に携わることができてよかったなと心から思いました」、久間田は「実写化をするにあたって中原先生はどう思っていらっしゃるんだろうとドキドキしていたんですけど、実際にお会いもして肩の荷が降りたというか、優しい言葉をかけてくださって嬉しいです」と話していた。

髙橋監督は2人に向けて「最初にお会いした時は大丈夫かなと思うくらい人見知りでしたよね。ちょうど1年前に今日がクランクアップをした日なんですけど、今日見ていたら2人が人見知りの関係ではなくてすごく成長されたなと僕から見ていても思うので、このまま突っ走って言っていただければなと思います」とメッセージを送っていた。

最後に久間田は「皆さん今日はお越しいただきありがとうございました。公開されて私も毎日SNSで感想をチェックしているのですが、皆さんの元に届いたということを実感する日々を過ごしています。嬉しいコメントがすごくあって、こんな素敵な皆さんに観てもらえて感謝しないとなという風に思っています。今日は本当にありがとうございました」、
井上は「皆様本日は短い時間、ありがとうございました。今日でこういったイベントが終わってしまうのをすごく寂しく思うんですけど、この作品は一生残り続けます。何か辛いことがあった時はこの映画を頼って、皆様の背中を押してくれるような作品だとも思っています。まだ劇場で公開していると思うのでたくさん観ていただいて、面白かったよという言葉を届けてくれると嬉しいです。本日は本当にありがとうございました」と締め、舞台挨拶は終了した。

©︎中原アヤ/集英社 ©︎2023「おとななじみ」製作委員会

いのうえあやの

【記者・カメラマン】芸術学部写真学科在学中4年の井上綾乃です。高校時代からの記者経験を生かし、いち早くイベントレポートをお届けできるよう頑張ります。